お客様各位
拝啓
時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のお引きたてにあずかり、厚くお礼申し上げます。
近年、諸物価が急激に高騰し、従来の価格を維持することが困難になってまいりました。
つきましては、誠に不本意ながらお正月商品の価格を改定させて頂きます。
何卒お汲み取りのうえ、ご協力いただきますようをお願い申し上げます。
まずは略儀ながら、書中をもってお願い申し上げます。
敬具
京都の花屋「花政」スタッフが、
仕事内容や京都での出来事・見たこと・聞いたこと等を載せていきます。
店頭にて、自社生産のドライフラワーを販売中です!!!
自社生産(自然乾燥)なので、他社さんの3分の1程度の価格にて販売中です!
塗料などの薬剤は、一切使用していない為、自然光で色は焦せ易いですが
味のある、自分好みの風合いを探す、宝探しのような感覚で購入できる
・・・かもしれません^^
ドライフラワーはこすれたり、何かにぶつかったり、激しく振り回したりすると、繊細なため、乱暴に扱うと形が崩れやすいです。
その為、販売は店頭販売のみとさせて頂いております。
発送、配達は承れません。
ご入用の際は、店頭までお問い合わせくださいませ。
10月になりましたね
気温も下がり、ようやく秋が来たのかなと思えるようになった今日この頃
こちらの植物を、皆さんはご存知でしょうか?
こちらは通称ビナンカズラ(美男蔓)と言って、秋に出回るつる性の植物です。
秋が深まると、下の写真の様に、実は赤く熟します。(残念ながら、美味しそうな赤い色ですが、食用ではありません)
なぜ、名前に美男(ビナン)と付くのか・・・
それは、その昔、武士が整髪剤の代わりに(いわゆるポマードのような物)茎から出る白っぽい粘性のある樹液のようなものを使用していたためと言われています。
別名、サネカズラ(真葛)ともいい、こちらは、名付けられた時代の言葉で「実が目立つカズラ」という意味を指すとの事です。
名前の由来を覚えると、植物の名前は覚えやすいかもしれませんね^^
花政では美男蔓の苗を絶賛販売中です。
信楽焼の器に仕立てる事も可能です。(別途、お時間と費用が掛かります・・・)
植物は一つ一つ形が違い、同じ形のものに出逢うことは出来ません。そのため、味や出会いを感じさせ易いのですが・・・
お買い求めの際は、事前にお問い合わせ頂ければ幸いです!!!
まもなくお盆ですね
お盆と言えば、皆様はお盆休みが先に連想されますでしょうか?
お花の業界では鬼灯(ほおずき)と高野槙(コウヤマキ)が一二を争います。
こちらはホオズキ(鬼灯)
明りの灯った提灯ににていることから鬼灯と言う字を用いたとの事。(ちなみに鬼の字はなくなった方を指すとの事)
お盆にこの世に帰ってきたご先祖様の霊がさまよう姿が提灯ににている、火の玉にたとえられる事から、提灯や燃える火の色を連想させる鬼灯がお盆のお花として定着した説や
燃えるろうそくの火を目指してご先祖様の霊が戻ってくるといういわれから、ろうそくの火の代わりに、お供えしたのが始まり等
諸説あるようです。
こちらはコウヤマキ(コウヤマキ)
関西では、お盆の時期のみお仏壇のお仏花を高野槙を使用した物にする文化が定着しています。
諸説あるいわれの一つを要約致しますと
高野山にて、独自の決まりで人の手で花木を植えることが出来ず、お供えする花の代わりに自生していた高野槙をお仏壇に供えたのが始まりとの事でした。
さらに
お盆の時期に霊界に通じる井戸をくぐり、この世にご先祖様が返ってくる。そしてその井戸は京都の六道珍皇寺様にあり、その井戸の前で高野槙をもってお参りをすると、高野槙にご先祖の霊が宿り、その高野槙を家に持ち帰り、お仏壇に供えれば、家にご先祖様をお連れできるという言い伝えが京都にはあるとの事です。
通称、このお参りを京都では六道さん参りと呼ぶそうです。
今年はコロナ化に入ってから約2年ぶりに弊社のスタッフも六道様にて高野槙販売に参加致します。
8月7日~8月10日ですと弊社のスタッフから槇を購入する事が出来ます。
お近くにお立ち寄りの際は、是非覗いてみて下さいませ!