今年も、そろそろ、実を付けた鉢物が入荷しだしました。運搬時などに、実が落ちないように、まだ青い内に入荷します。
美男蔓
京都の花屋「花政」スタッフが、
仕事内容や京都での出来事・見たこと・聞いたこと等を載せていきます。
まだかな、まだかな、咲くかな、今日かな?
で、やっと、咲いた北店の茶碗蓮。
本当に美しかったです。
スーッと茎を伸ばし、ポンっと品の良い花を咲かせる。
とても神聖な雰囲気を持っています。
勝手なイメージですが、蓮の側では、小声で話したくなる、みたいな。。
大声禁止。.のような。。
社寺仏閣の庭園の池などによくある水性植物です。
なんだか神々しい花です。
あまりに綺麗だったので、これは記念撮影やな!とカメラを取りに行きました。
色んなショットを夢中になりながら、撮ってたら…
横から「綺麗やな、それ」と、言われました。
声のする方を見ると、お得意様のH様が。
H様を見た瞬間、茶碗蓮との別れが頭を過ぎりました。
花屋なんだから、売ってなんぼなんですが。
別れが過るなんて表現は的確では無いのですが、この時ばかりは、思わずにはいられませんでした。
やはりH様は茶碗蓮を購入されました。
今頃H様のお店で大切に生けてもらってると思います。
少し根っこを付けてお渡ししたので、花が枯れても、植え込んでまた来年咲せて下さるはずです。
毎日毎日色んな花が、こんにちは、さようなら、と、忙しなく花政を行き交います。一体毎日どれだけ出会い別れを繰り返しているのでしょうか。。
一本一本、丁寧に送り出してやらねば…!と思いました。
おわり
都市緑化、壁面緑化等、個人的に大変興味のある分野です。
都市のクールダウン、温暖化対策にも取り上げられている昨今。
機能的な要素もモチロン頷けるのですが、幼い頃からビルの屋上やデパートの屋上に植物があったりすると無性にテンションが上がる傾向にありました。
空中庭園、いわゆる、屋上庭園の事ですが、「空中庭園」と言う呼び名の方が俄然好きです。
重力に逆らってる感じがワクワクさせます。
いや、何も空中に浮かんでる訳ではないのですが。。
美の壺という番組を皆さんご存知でしょうか?
私は大好きなのですが、いつも取り上げられるテーマが面白い。
日常使うアイテムであったり、建築であったり、テーマの選定&視点がとてもユニーク。
その番組で先日「空中庭園」が取り上げられてました。
是が非でも観なければっ!と、鼻息荒く番組を観ました。
いやーっあっさり。とても良かったです。
1番いいなぁ!と思った「なんばパークス」に先週早速行ってきました。
建築などの空間芸術は、そこに行って確かめる、体感する、というルールが私にはあります。
写真や映像では分からないのです。
海外はなかなか行けないので、想像力を使ってます。が、なかなか…。
一体何百種の植物がいたでしょうか。。鳥が種を運んできたりして、当初の種類よりもかなり増えているんだろうなと思います。
建築自体もなかなか独創的でしたが、植物に関しては、かなり人の手が要るなぁと思いました。日々のメンテが物を言う感じがヒシヒシと伝わりました。
なんばパークスの植物を管理されている方々、ご苦労様です。そして、ありがとうございます。。
植物だけではないですが、維持する、という力は想像以上に大変な事だと思います。
色々想いはありますが、書ききれないのでこの辺りにしておきます。
続きは空間庭園2、で書くとします。
ついでにうっかりしてました。
花政にも空中庭園があります。
二ヶ所。
意外と良いです。
おわり
花政の住所を、お客様にお伝えする時、「河原町三条」と、わかりやすい交差点を先ず告げます。
某花屋さんと、よく間違われるのですが。角の店ではございません。
正確には、「河原町三条上ル一筋目東入ル」です。
花政は大通りには面していません。いわゆる裏路地にあります。
河原町三条の交差点は大きめで、交通量も人も多いですが、一筋上がるだけで一気に
裏路地感が増します。
裏路地要素は幾つか挙げられると思うのですが、、、
違法駐輪・駐車が多い。
煙草を吸って一息入れてる人が多い。
場末な雰囲気の飲み屋が多い。
そして、猫が多い。
これら全ての要素を満たしている裏路地に花政は在ります。
裏路地には必須の「猫」が最近、本当に増えてきました。
こんな感じで、もう我が物顔で辺りを行き交っています。