十月の今月末は、ハローウィンです。花政の店先には今、色とりどり、大小様々なカボチャや、実物の飾り物が並んでいます。このひと月、 自宅やお店の飾り付けに如何でしょうか。
京都の花屋「花政」ブログ
京都の花屋「花政」スタッフが、
仕事内容や京都での出来事・見たこと・聞いたこと等を載せていきます。
ハローウィン
- 2012年10月01日(月) 19時54分
- テーマ:花政ブログ
百日紅(さるすべり)
先日、たまたま寄った神社で眼が合う百日紅に出逢いました。
この時期、道端でもよく見かける花木です。
ひゅーんと枝を伸ばす見事な枝振も時々見かけます。
その神社にある百日紅は別段枝振りが見事な訳でも無く、ただただデカイ。
大木で、白い花をつけていました。
でも、なんと言うか筆舌には尽くし難い、何かがピタリと合いました。
波動と言うやつですかね…。
ずっとそこで百日紅を見ていたい様な気持ちになりました。
ボサーっと見上げていたら、にわかに風が吹いてきました。
すると、終わった白い花がフワフワと風に舞って地上に舞い落ちて来ました。
その光景たるや、真夏に降る雪の如く、美しかったです。
「僕の良さに気付いてくれたし、しゃーない!見せてあげるわ。」
そう言われた気がしました。
植物にも出逢いがあるなぁとつくづく思いました。
一年程前に来店して下さったお客様が、お探しの品がなく困られていて、取り寄せ致しましょうか?と言うと、「いや、そういうのは、僕のスタイルではないんです。こんなんあったらええなぁと思って花屋に来てみたら、たまたま思う物がある、みたいな出逢いが好きなんです。」と、おっしゃいました。
このお客様のスタイルと言うか考え方、わたしはその時、凄く良いなぁ!と思いました。
是が非でも手に入れる!!
こういうスタンスも人生には時折必要ですが、思い立ったが吉日的発想は、にわかに真理を突いているのではと思う瞬間はあります。
ありがとう。百日紅。また会いに行きます。
グーグーグーってどんだけ~
- 2012年09月19日(水) 19時20分
- テーマ:I氏の書き込み
お久し振りです。
最近、子供(お姉ちゃん4歳)がおいしい物を食べると、
保育園で流行っているのか、
親指を立てて『グーグーグー』とするようになりました。
それを見ていた息子(2歳)は、お姉ちゃんのまねをしていると思われる行動をしていますが、
親指をだすはずが、人差し指を出して振っているので、
どう見ても、『どんだけ~』に、なってしまってます。
まだ、中々指が思うように動かないのか、
いま何歳と聞くと、左手中指と薬指とで『2歳』と必死で答えますが、
右手で上がってくる小指を押えてるのが可愛いです。
そのうち気がつくと、そう言う行動はなくなるんでしょうね。
今日の植物は、『ウンベラータ』です。
花ことばは、永遠の幸せです。
最近、テレビのニュース等のスタジオ後ろにある、
観葉植物でも人気があるようですね。
それでは、次はまたの機会に。
夏の終わりに
- 2012年09月05日(水) 20時21分
- テーマ:季節
まだまだ暑い日々が続いてますが、もう9月ですね。
夏と言えばイベント盛り沢山ですが、皆様は夏を満喫されましたでしょうか??
海、川、山、BBQ、祭り、ビアガーデン、川床、浴衣、花火大会、旅、などなど…
夏のイベントのひとつ。
花火。
読んで字のごとく、花、というワードが入っています。
夜空に咲く花のようだから?かな?と解釈してますが。。
先日、素敵な話しを訊いたので、ご紹介したいと思います。
私は花火の中でも、とりわけ線香花火が好きです。
地味っ。
派手なものも、それはそれで良いのですが、好きだなぁと思うのはいつも決まって線香花火です。
皆様も線香花火はご存知かと思います。
その線香花火、火花の飛び散り方にとても変化があり、どうやら、その火花の段階ごとに、ちゃんと名前がついているようなのです。
玉がつく状態・・・・・蕾
パチパチと火花散る状態・・・・・牡丹
火花が激しさを増し激しく飛び散る状態・・・・・松葉
火花が勢いを失い、長く垂れた状態・・・・・柳
ちりちり小さな火花が咲く最期の状態・・・・・散り菊
これは、人の人生にも例えられるようです。
素敵や・・・!!
と、思い、更に線香花火が好きになりました。
これに色んなカットの写真をつけたり、詩的な文章なんかが入るとちょっとした本が出来そうです。
夏の本当の終わりに、確認がてら、地味~っに線香花火をして、この夏を締め括ろうと思います。

おわり
実の季節
- 2012年09月01日(土) 16時01分
- テーマ:花政ブログ
茶碗蓮と別れ
まだかな、まだかな、咲くかな、今日かな?
で、やっと、咲いた北店の茶碗蓮。
本当に美しかったです。
スーッと茎を伸ばし、ポンっと品の良い花を咲かせる。
とても神聖な雰囲気を持っています。
勝手なイメージですが、蓮の側では、小声で話したくなる、みたいな。。
大声禁止。.のような。。
社寺仏閣の庭園の池などによくある水性植物です。
なんだか神々しい花です。
あまりに綺麗だったので、これは記念撮影やな!とカメラを取りに行きました。
色んなショットを夢中になりながら、撮ってたら…
横から「綺麗やな、それ」と、言われました。
声のする方を見ると、お得意様のH様が。
H様を見た瞬間、茶碗蓮との別れが頭を過ぎりました。
花屋なんだから、売ってなんぼなんですが。
別れが過るなんて表現は的確では無いのですが、この時ばかりは、思わずにはいられませんでした。
やはりH様は茶碗蓮を購入されました。
今頃H様のお店で大切に生けてもらってると思います。
少し根っこを付けてお渡ししたので、花が枯れても、植え込んでまた来年咲せて下さるはずです。
毎日毎日色んな花が、こんにちは、さようなら、と、忙しなく花政を行き交います。一体毎日どれだけ出会い別れを繰り返しているのでしょうか。。
一本一本、丁寧に送り出してやらねば…!と思いました。
おわり
御盆の終わりに
- 2012年08月20日(月) 20時09分
- テーマ:花政ブログ